05703-191128 描いて考える時、どんな道具を使いますか、とのご質問に回答しました
西尾 泰和さんと並んで歩いていたら、ご質問をいただきました。 /shio/himan.icon 図や絵を描きながら考えることはありますか?
shio.icon はい、よくやります。僕がいつもいう「思考より書考しましょう」というのは「shikou」の「i」を「o」に替えて「shokou」という造語をしたものです。その「iからoへ」というのは「inputからoutputへ」という趣旨です。「i/o」を入れ替えているのです。書いて考える、描いて考えることにより、アウトプットによる思考が進みます。それを「書考」と呼んで、学生たちに強く進めております。 /shio/himan.icon どんな道具を使いますか? 描いたものを見返しますか?
shio.icon 3つの方法を使います。
1. A4サイズ
2. 測量野帳
3. iPad Pro
shio.icon 順に説明します。
1. A4サイズ
企業のロゴが入っていないもの。縦置きの向きにロゴが入っていると、横置きしたときにロゴが縦になり、目障りな位置に来てしまう。そのため本当は最も使いたいコクヨが使えない。 マルマン、ライフ、無印、ダイソー。書き味は日本製が好ましい。
横位置なのは、目が左右についているから。我々が見ているテレビとかモニタとか、基本的に横位置。
そして横位置だと、スクロール感覚で使える。ページの最下部まで書いたら、その続きは紙をめくった延長上にある。いまどきの情報はスクロール感覚、あるいは巻物感覚でエンドレスに読み書きできるのが自然。 本当は、ページがばらけない綴じられたノートが好きなのだけど、それだとスキャンができない。ScanSnap SV600ならスキャンできるけど、やはりドサッと置いて、ボタン一発で全部スキャンできるScanSnap iX1500でスキャンできるのが高速。なので、ルーズリーフを使います。 ルーズリーフにはこれが最高。背骨が細くて、紙を360度回して使える。だから常に同じ枚数の紙の上で書けるので、万年筆の書き心地が不変。
ルーズリーフをルーズリングでまとめて表紙はつけないので、代わりにクリアホルダに挟む。
万年筆
2. 測量野帳
今でもベストな手帳。これ以上の手帳は今のところ発見できていません。
3mm方眼がページをまたいでも連続している。素晴らしいクオリティ。
授業の方法
スライドは結果
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思考の過程を学生がトレースする